伝統を守る為には欠かせない技術者{命を懸けて桧皮採取する貴重な存在}
原皮師の技術者が大多数であった「山南町」!!
桧皮採取の技術者
私は近畿社寺工芸の後継者、村上直毅です。本業は社寺・茶室等の屋根葺及び彫刻に従事しておりますが、桧皮葺用の資材確保にも全力を尽くしています。全国的に桧皮を採取する技術者不足の現状であり、私自身は非常に厳しい訓練を貫き自分独自の技を考案して現在では樹齢250年以上の桧に登り地上高は25m以上になる事もあり落下の危険性も高い。自分で剥ぎ取った桧皮で屋根を葺き神様・仏様の建物を守るという心があるからこそ危険性を承知で桧に登り{皮幅が広く、長尺の丹波産・黒背皮}桧皮資材の大量確保に努力を尽くし、今後ともに気持ちを引き締め日本の伝統を次世代へ継承するという事が弊社並びに、私自身の責務であると同時に誇りであります。桧皮採取の技術を高齢で退職された(原皮師)から誰にも負けない技を克服していると労いの言葉をいただきました。
桧皮の原皮(丸皮)
桧皮の(丸皮)を四トン車にて搬送。
樹齢二百年以上の桧の箆入れ作業。
桧に登って桧皮採取をしているところ。
原皮師の基本{切り落とし}作業。
桧皮採取(原皮)剥ぎ取り作業
桧皮の切り落とし準備。
登った桧から細引き縄で地上へ下りるところ
剥ぎ取った桧皮を切り落とす工程。
剥ぎ取った桧皮は連続して垂らしている作業
樹齢八百年の桧からの桧皮採取に挑む
桧皮採取の基礎「簾剥き」
桧に登り枝付近での剥ぎ取り作業。
剥いだ桧皮を簾にしている様子。
剥いだ桧皮を切り落とすところ。
周囲の原皮を切り落とし次の段へ登る作業。
樹齢百年以上の桧に登っています。
地上高、二十メートル以上を目指しての桧皮採取。
樹齢二百年以上の桧の皮を簾の状態にした作業です。
桧皮採取に使用する(箆)自家製
{箆}を製作する為の元木
へら
へら
桧に登るロープは通常{13m〜18m長}を使用、樹齢の大きな桧は32mのロープを使用しています。
桧の枝を蔦って登っている様子
桧の枝を蔦って登っている様子

原皮{幅九寸の枠揃え}
桧皮{二尺五寸・丸皮}結束
桧皮{二尺五寸・丸皮}結束
伝統を守る為には欠かせない技術者{命を懸けて桧皮採取する貴重な存在}
伝統を守る為には欠かせない技術者{命を懸けて桧皮採取する貴重な存在}
桧皮{二尺五寸・丸皮}結束
桧皮{二尺五寸・丸皮}結束
桧皮{二尺五寸・丸皮}結束
桧の枝を蔦って登っている様子
桧皮{原皮師}技術者による桧皮採取
良質な桧皮を採取する{技術者}
落下を恐れない忍耐と根性の重要性